汚肌の歩み。2
肌を痛めつけるだけの10代から20代へ。
同い年の人よりはお肌を痛めつけてきた自負がある私ですが、20歳になりました。大量、多種類のスキンケア用品&化粧品をモデルさんのために用意。との建前でいかに多くの商品を顔に塗りつけてきたことでしょう。
そして私は20歳でパリへと渡仏します。
といってもまずは3ヶ月。ブライダルを目指していた私は、就職する前に海外行っとけ!みたいなノリでフランスに行きました。
水が合わない!とは、そこまで思いませんでしたが、とりあえず一旦荒れとこ。と言った感じでしょうか。荒れました。
そして、料理大好きフランス人と住んでいたため。毎日出でくる出てくるフレンチフルコース!!!食前のワインからチョコレートやマカロン。前菜からしっかり出てきて、食後もチーズやフルーツのオンパレード。
2週間胃もたれが続きました。毎日飲んでたよ。マイベストフレンド。
そして2週間経過後から、ようやく自分のお肌の調子に戻ることができました。が、あくまでも私のその頃のベストです。
インナードライ、パックリたるたるボコボコ毛穴は健在です。日本からはあまりスキンケア類を持っていていなかったので、フランスで調達しなければなりません。
でも私は知っていたのです。ビオデルマ-BIODERMA-があると言うことを。フフフ
フランスでは多くの皮膚科専門医が処方をするスキンケアブランドで、海外モデルと仕事をする際には日本の化粧品よりも、全世界で使用されているビオデルマを使うことの方が安心感を与えます。もちろんハイブランドもそうですが、ビオデルマのクレンジング水は低刺激で群を抜いて優秀でした。
そして私は手にしたのです。こちらを...
いや〜、私のお肌にぴったりやん!と異常に浮かれたのを覚えています。
この当時、まだ日本では赤:サンシビオシリーズのクレンジング水くらいしか販売されていなかったので、とても優越感に浸りながら購入したのはこの3種類。
→の順番にクレンジング水・スクラブ洗顔・保湿クリーム&化粧下地...
いや、普通おかしいと思いますよね?でも言い訳をさせてください。私もね、薬局のお姉さんにちゃんと尋ねたんですよ。「化粧水は?」って。すると「フランス人は化粧水あまり使わないわよ」的なことを言ったんですよ。ハイ。
...今思うと私の言語能力の低さが招いた結果かも。
確かに欧米はあまり化粧水を売ってはいません。でもこのビオデルマのシリーズはちゃんとローションがあったんです。それを買わないという選択肢をとった、あの時の私はなんだったんでしょうか。スクラブで擦りまくった後にクリームのみ。はははははははははは。
安定しない生活。
フランスでの生活でヘアメイクアップアーティストを目指し、お仕事の機会に恵まれた私は、大阪1ヶ月→東京1ヶ月→パリ1ヶ月で移動するような生活を2年半ほどしておりました。
途中大阪の代わりに1ヶ月間、セブ等島に住んでみたり(笑)
日本にいる時は睡眠時間が3、4時間のことも多く、食べることとお酒を飲むことが大好き。そりゃ肌も荒れますわ!若さゆえ。お仕事が楽しくて、眠気苦痛なんてものはありませんでした。しかし、体にはムチを打っていたんでしょう。
目まぐるしい毎日でどんなスキンケア類や化粧品を使っていたかなんて覚えてやいません(笑)
(大きさ詐欺だと怒られる)笑
酒に溺れる23~25歳。
ここから私はNYに渡米します。笑
変わらずヘアメイクアップアーティストを目指していたんですが、NYのファッションの世界を目の当たりにして、ち、違う...私が求めている場所はここじゃない...ってなりました。私はですよ!そしてすぐに辞めました。
辞めたんですが、変わらずNYに住み続けました。
今まで睡眠時間が少なかった生活を取り戻すかのように、毎日毎日寝まくりました!そして、世界中から集まった美味しいご飯やお酒達にズボズボとのめり込みます。
元々、食べることやお酒を飲むことが大好きだった私は、起きている時間はほぼ食べて飲んでをしていましたね。
NYでほんまに何してんねん。ですよね(笑)
起きたらビールをプシューッ。
そんな生活を送っていたら当然お肌は荒れ荒れ。常に顔はテカテカ星人でした。20分に1回鼻のファンデーションを直していたんじゃないかと思います。
そんなNY生活、ここで私は第一回目の肌断食を経験するんです。
第一回目の肌断食
一時帰国中に通っていたエステサロンで勧められた夜だけ肌断食。3回ほどしか通えなかったエステでも、信じやすい私はお店のスキンケア類を勧められるがまま、「海外に持ってくので12ヶ月分ください」と、数十万円払って購入しました。
今思うと、 肌断食... “断食”って言ってるのにお金かけすぎやろ。と、素直にそう思います。内容は
・ダブル洗顔不要のクレンジング
・蜂蜜か何かが入った水のミスト
夜はこれだけ。朝はこれにプラスでセットの保湿ケアたちです。
蜂蜜か何かが入った水???不思議ですよね。今ならわかります。「絶対に保存料入ってるやん。」と。
(この話はまた詳しく。)
一向にお肌は良くならなくて...
イボにレーザー、毛穴にダーマペン
ちょうどこの頃、老人イボ?正確には“脂漏性角化症”という小さな小さなイボが、顔中や首に大量発生したんです。昔から少し首にはあったんですが増え始めたので、ミッドタウン皮膚科 -Midtown HIHUKA- の先生にレーザーで1つ1つ取ってもらってました。
ぱっと見は分からないし、先生には「どうせ今取っても、5年後にはまた出てくる。」と言われましたが、取らずにそのまま置いとくなんて選択肢はありませんでした。
結局、保険が切れるまで週1のペースで取り続けてもらいました。
その後はレーザーペンを購入して、セルフレーザー。笑
ホクロだってシミ予備軍だって自分で取っていました。
また、鼻の毛穴を本当にどうにかしたかったので、セルフダーマペンをも始めました。2mmの長さで顔をブスブス刺して血まみれお化けになっていましたが、ダウンタイムがあるので頻繁には行えませんでした。
NYの仲間たち
エステのスキンケアが終わり(いや、途中で捨てたかもしれない)、日本のものを使っていた時期もありますが、新しいスキンケアを探し始めた私は、知識がないながらも、「とにかくお肌に優しいものを。」と人に聞いたり調べたりし、仲間を増やしていきました。
おぉ、懐かしのオールスターズです。左から
・ベビーウォッシュ(クレンジング&洗顔として)びっくりするほど、どんなメイクも落ちます。そして“no more tear”なので目に染みない。赤ちゃんも使うという安心感。
・ウィッチヘーゼル(収斂化粧水)なんとも言えない匂いがするこちら。コットンパックで「毛穴よ引き締れ!」と念じながら使っていました。
・セタフィル(保湿クリーム)アメリカの皮膚科医も推奨する保湿クリーム。この緑の顔や体にも使えるタイプを愛用して今いた。
・アクアフォー(軟膏)どうしても乾燥が気になる時や、レーザーやダーマペン後のケアとして塗布していました。
また、ベースメイクもミネラルタイプに変えました。
ベースメイクを変えたとて、昼夜逆転、食生活は荒れに荒れている状態で、お肌が良くなるわけもなく、毎日ベストフレンドの太田胃酸を飲む生活をしていたので、そもそも体そのものが良くなかったですよね。
お肌は内臓の鏡である。
間違いない。私の毛穴はどんどんたるみ、どんどんぽっかりと広がっていきました。
汚肌の歩み。3へと続く...