毛穴セラピストの肌断食記録

エステ、ダーマペン、レーザーなど ありとあらゆる方法を試し、最終行き着いたのが《肌断食、角質培養》 イギリスの文科省・厚労省認定セラピストの国際資格を取得し、 エステ・セラピーサロンを3店舗経験した私の 肌断食記録をゆるく綴っていきます。

肌断食を始めた理由。

化粧をしていないのに何故汚い。

 

2020年1月末。中国でコロナウイルスが流行し始め、アロマセラピストをしていた私は、ちょうど契約が切れるタイミングだったこともあり、コロナウイルスが怖い為、辞めさせていただきます。」と退職。その頃はまだコロナの存在を詳しく知らない人も多かった為「???」こんなもちろん反応をされました。

 

私は2017,2018年の2年間をNYで過ごしており、その時のルームメイトで中国人の友達が中国から毎日情報をくれていたので、恐怖に震え上がっていたのです。「オイルトリートメントなんて濃厚接触どころじゃない!」と。

 

その時から家にこもり始めて、ステイホームを勝手にしていました。2月3月4月と3ヶ月間で化粧をした日は0日です。こんな機会は滅多に無い。お肌を休ませてあげれる。綺麗になるチャンス!とすごく希望に満ち溢れていたのですが、結果は...

あれ?なんかお肌汚く無い?化粧してないけど。何で?この疑問しかありませんでした。

 

自粛中のスキンケア

 

長年お肌を痛めつけてきた私。ですがこの1年はミネラルコスメを使用し、植物オイル(アロマオイルを自分でブレンド)でクレンジングをし、石鹸を泡立てて洗顔し、スキンケア。たまに酵素パウダーや気になる試供品に浮気をすることもありましたが基本はこのサイクルでした。

 

スキンケアはオーガニック基材で自分で作っていた時期もありますが、忙しいと面倒くさくなってしまい結局市販のものを使っていました。ステイホーム中の3ヶ月は基本的に以下の工程を行なっていました。

・たまにアロマトリートメント

・化粧石鹸での洗顔

ティッシュで拭き

・しっかりスキンケアで保湿

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愛用していたのは、こちらの2種類。どちらも主成分がピテラ(ガラクトミセス)でできています。26歳で初めて使うSKーⅡ様。これで私も綾瀬はるか!と意気揚々に使い始めたのですが、とっても乾燥しました。

 

クリームを塗った後はサラッとして使い心地がとても良く、毛穴も落ち着いてきたように思えたのですが、ひどい時は粉を拭くほど乾燥してしまったんです。ビューティーアドバイザーのお姉さんの言う通りの分量を言う通りに塗布しているのに!何故!?私には合わなかったんですね。


ただ、ピテラが毛穴に効いている?と思った私は、似ている成分でもっと保湿力に長けている商品を探し求め、AGEに出会いました。ピテラとほぼ同一の成分、ガラクトミセスがSKーⅡ以上に含まれており、コスパ最強!そして保湿力最高!一生この子と生きていく!と愛用していくことを決め2セット目に突入。ストックまで購入。友達にもオススメしまくりで回し者のようでした。

 

運動をする前や、さっぱりしたい時にはSKーⅡを使い、普段はたっぷりAGEを使用。さぞかし、私のお肌は綺麗になるんだろうと思っていましたよ。でもならなかったんです。

それどころか、日に日に毛穴の周りの皮膚は硬くなり、毛穴が目立ち、脂が出てきて、3ヶ月かけても良い方向には進みませんでした。

 

悩んだ末に出た結論①

ケミカルが私の毛穴を悪化させている?

もうこれしか思い浮かばなかったんです。化粧をしていない。家の外に出ていないので汚い外気(排気ガスや花粉)に触れる機会が少ない。使っているスキンケア化粧水も多くの支持を集めている、且つ私の使用感も歴代1位。

 

もちろん運動不足などの他の要因も考え、家のなかで出来る限りの運動をして汗をかいたり、瞑想やヨガで自律神経を整えたり、半身浴やベランダで日光浴をしてみたり... それでも改善は見られなかったので、私は急いでこのスキンケア達をやめました。

 

すぐにオーガニック基材でスキンケアコスメを作ろうとしたのですが、不足しているものを買いに行くことが出来ず、また世の中から無水エタノールが消えていることもあり、もう簡易で良い!と、アメリカの皮膚科医 推奨No.1のアクアフォーという主にワセリンで出来ている軟膏にアロマオイルを混ぜて、それをベタベタに塗る生活に変わりました。

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悩んだ末に出た結果②

そもそも保湿していることが間違いか?

その場しのぎ軟膏で、穴周りの皮膚の硬さはマシになっていき、前よりは柔らかい肌を取り戻しつつあったのですが、やはり毛穴や角栓は変わらず良くはなりません。

そうなれば、ダメだと分かっていても我慢できません。毛抜きで角栓を引っこ抜いてしまう日もありました。

 

「この角栓が邪魔なのに!!!自然に抜けていけば良いのに!!!......ん?自然に抜ける???そもそも角栓って自然の原理では抜けるもの?そうだとしたら、こんなに肌の上に何かを塗っていたら、抜けるものも抜けるわけがない。」と。

 

私は当たり前のことを忘れていたと気付いたのです。肌は排出器官であるということを!

 

ここから私はもう一度肌のメカニズムについて1から勉強しなおしました。(そのことについてはまた詳しく。)

 

解剖生理学を勉強し、セラピストの国際ライセンスを持っているにも関わらず、スキンケアに関する“常識”や“当たり前”だと思っていたことが、顔と体の皮膚を無意識に差別化してしまっていたのです。

 

また、角栓について調べると出てくる大量の記事。(ブログは除く)“角栓は取り除かなければならない”←コレ。誰が書いているかまで確認しているでしょうか?

 

ほとんどが化粧品会社関係者。皮膚科医が出している研究結果も、ちゃんと調べると研究費は化粧品会社や製薬会社が出していることがあります。

 

話は逸れてしまいますが、アメリカの医師が発表した論文「砂糖が健康被害をもたらす可能性は低い」この研究費を出しているのはコカコーラでした。

 

もうどれだけ調べても本当のことは分かりそうもないですよね。この情報社会で大切なことは“自分が何を信じるかどうか”だと思います。100人いれば100通りのお肌がありますもんね!でも、“常識”とされていることに捉われてはいけないと気付きました。実際ヨーロッパやアメリカではあまり化粧水を売っていません。欧米では化粧水を使わないことが常識なんです。同じ人間なのに!

 

自分の自然治癒力を信じる!

私は今までの経験や常識を取っ払って、自分の自然治癒力を信じることに決めました。以前に試したことがあるエステサロンが勧める肌断食は、完全なる肌断食ではありませんでした。今回は自分の細胞の力だけを信じて何もしない肌断食を徹底して続ける!と、心に誓った!!!

 

今まで色んなスキンケアやエステ、レーザーやダーマペンなどをしてきても同じことの繰り返し。むしろその歴史が今の弱いお肌、広がった毛穴を構築してきた可能性もある。だからこそ自分のお肌を根本から変えてみたいと本気の挑戦です。

 

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今後も肌断食の経過はもちろん、お肌に関する解剖生理学的な基礎知識やセラピストとしての知識、美容に関する経験や情報を更新していこうと思います。